5月12日、13日、14日の3日間ヤングアメリカンズが行われました。普段とは全く違う、夢のような3日間でした。自分の殻をやぶって、新しい自分を発見できた生徒も多かったと思います。
最終日、本当にみんないい表情をしていました。約4か月後にはアメリカ語学研修旅行です。ヤングアメリカンズの取り組みを通して、それまで苦手意識を持っていた人も、英語でコミュニケーションを取ることの面白さ、外国の方と接することの楽しさに気付いた人も多かったのではないでしょうか。教員も一緒に輪に入って歌い踊ることで、みんなが感じた高揚感や達成感を感じることができました。
以下生徒たちのナマの声を紹介します。
4組 Y.H
最初は、本当に辛かった。他人の前で自分を表現することが苦手だった僕にとって、ヤングアメリカンズは天敵ともいえるイベントだった。最初から積極的に行動しないと後で後悔すると先輩や先生から何度も聞かされてはいたが、やはり初めは恥ずかしくて、皆に紛れ込んでいるだけだった。
だが、二日目の午前中の二時間でそんな考え方はなくなった。僕がつまらなさそうにしているのがわかったのだろうか、一人のヤングアメリカンズが話しかけてきたのだ。とても気さくな人だったが、やはり最初は緊張した。そして、いきなり分かりもしないような文法を使って喋り始めたのである。何を言っているのかは三割くらいしか分からなかったが、なぜか元気づけられているんだなということが分かった。それからはイベントに参加する態度が変わった。何事も積極的にいった。全員の前で喋るようになった。最後の礼の時、僕はテンションを上げるだけでない本当のヤングアメリカンズを理解したのだった。
3組T.T
突然訪れた非日常の世界。しかし、それを非日常だと認識しているものはほとんどいなかっただろう。なぜなら、そこにいる者たちは、全員あまりの楽しさに酔っていたからだろう。
各国出身の人たちが集まってできたヤングアメリカンズ。彼らは僕たちにたった三日間という短い期間だったが、何事にも勝る価値を持つ時間を残していった。このようなことは他の学校では決して経験できないだろう。
そして、彼らは本当にすごい人たちだったと思う。やはり、人を楽しませ、学ばせるその道のプロなんだなあと実感した。普通なら、みんなあそこまで騒ぐこともないだろう。しかし、彼らはそのロックをいとも簡単に解除してみせた。そうしたことを僕は本当に心の底から尊敬していた。
だからこそ、別れの時はとても悲しかった。逆に、今思い返してみれば、なぜ泣かなかったのだろうと思うほどに。
5組 R.E
これはおかしい。僕は正直思った。少なくとも僕の知っているアメリカ人はこんなテンションではなかった。仲良くなってくれば、友達はもちろん、先生だとしてもかなり気遣いなく接する。そういったら少し悪い意味で受け取られそうだが、そのような感じである。
それに対してヤングアメリカンズの人たちはいきなり自己紹介もなしに、ウェーイと言いながらハイファイブを求めてきたり、音楽にのって踊っている。少し場違いな感じがして不安になったが、このテンションに合わせて自分の殻を破るというのが今回の自分の目標だったので、最初は気が引けたものの、いつもの200%くらいのテンションで挑むようにした。そのせいか、一日目は家に帰るとへとへとでご飯を食べてお風呂に入った後、すぐに寝てしまった。そして二日目三日目と楽しくてしょうがなく、気が付いたら別れの朝だった。
今回で少し自分の閉じこもっていた殻にひびをいれることができたのかなと思う。
5組 K.K
体育館のドア少し手前からヤングアメリカンズが波のように押し寄せてき、熱烈な出迎えを受けた。
僕は英語が全くできない自信があったので、体育館に入り、即ヤングアメリカンズに絡まれた時はパニックに陥った。
僕は大体の行事において傍観者になる傾向があり、今回もそのきざしが見えた。しかし、ヤングアメリカンズは皆、英語がわからなくても接しやすく、今回こそは傍観者ではなく、自ら参加者になれることを目標にした。
結果から言うと、僕はとても楽しめ、ヤングアメリカンズとの交流はとてもいい経験になった。また、傍観者から参加者へと変われたことで、感じられたこともまた一変、本当に有意義な時間となった。
三日限定というのが本当に惜しかったが、いつまでも引きずらず日常生活へと切り換えることも大切だと思う。
最近のコメント